◆最適な着用時期 単衣・盛夏(5月下旬~10月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、カジュアルパーティーなど |
【着物】 絹100% 長さ約13m 内巾40cm(最長裄丈76cmまで 最長袖巾肩巾38cmまで)
【帯】 絹100% 長さ約3.6m(お仕立てあがり時) 西陣織工業組合証紙No.1755 細見綴織工房 細見巧作 お太鼓柄 |
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【 仕入れ担当 更屋より 】 ――日頃より京都きもの市場をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。 日々の感謝を込めましてお得な夏の着物・帯のセットをご用意いたしました! 着れる期間が短いからこそ、こだわりの良きものを…。 皆様に「涼」をお届けしたく、コーディネートいたしました――
フワリと軽やか…優しい透け感。 お召特有の程よいハリ感とさらりとした肌触りに 光を通す涼感溢れる手描き友禅竪絽お召付下げ着尺と 緻密かつ繊細な作業、織り手の物づくりへのこだわりによって生まれる逸品。 かの人間国宝、故・細見華岳(ほそみかがく)氏のご子息であり、 父の華岳氏亡き後、細見綴織工房を受け継がれた『細見巧』氏による、 爪織り綴れ八寸帯を合わせてご紹介いたします。
製作数も大変少なく、室町の問屋を回っていても滅多と出会わない工芸品です!
軽やかに涼しげな夏の装いを… 暑い夏を涼やかに装う逸品を、どうぞごゆっくりとご覧下さいませ。 お目に留まりましたらこの機会にご検討頂けると幸いです。 まずはどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】 ≪着物≫ 一層の涼感を際立たせる、爽やかな灰白色の竪絽地…
奥深く味わう、… 落ち着いたお色柄ながらも、漂うムードは逸品の風格。
どなたがご覧になられても「よきもの」とすぐにお分かりいただけることでしょう。 カジュアルにはもちろん、お洒落袋帯を合わせてパーティなどにもお召しいただけます。
静かに流れるシルクのような小川… 誰しもが見たことのあるようなその夏を切り取ったかのような 美しき情景… 蝉の音にかき消されそうな水流音が今にも聞こえてきそうな 手描きならではの味のある意匠は惹かれるものがあります。
盛夏の普段使いの中でも印象に残る和姿を演出してくれる事でしょう。
≪帯≫ 清雅な白色を基調とした帯地。 お太鼓と前柄には彩りが際立つ流れと銘打たれた柄が織り成されました。
平面的なようでいて奥行きを感じ… 出すぎず控えめに、しかしゆるぎない格調はそのままに… 一見シンプルに見えながらも かなりの手間暇がかけられた作品です。
【 爪掻き本綴れ織について 】 「爪で織る錦」と称される綴織は色糸を巻き込んだ小さな“杼(ひ)”を用いて 経糸の間を、文字どおり綴り分けて文様を表す織物です。
純粋なる手織り爪織り本綴れにしかつけられることのない、紫証紙。 織り手さんの高齢化により、今後ますますその希少価値は上がっていきます。
本綴れの織リ手さんは、常に指の爪先にヤスリをあて、 その爪を、文字通り「ノコギリの歯のように」刻んでおきます。 通常文様を織る際には、図案(下絵)を経糸の下に挿し込んで透かし見つつ、 経糸を杼(ひ)ですくい緯糸を越して織り込んでいきます。 そしてノコギリの歯のように刻んだその爪で、緯糸を一本一本掻き寄せ、 織り手さんの感性によって織り込んでいき、筋立て(すいたて)という櫛で織り固めるのです。
織機が自動的に、その列に入る経糸をひきあげてくれるのではなく、 いちいち一色ずつ、下絵を見ながら手作業にて織り込んでゆく作業になるのです。
【 細見巧氏について 】 細見巧氏は、父・華岳氏より爪掻本綴のすべての技法を継承し、 次期「綴織」の人間国宝…と噂されるほどの名匠です。
【 細見 巧(ほそみ たくみ) 】 1952年 兵庫県に生まれる 1977年 京都市立芸術大学卒業 1993年 日本工芸会正会員に認定される 1997年 日本伝統工芸染織展にて東京都教育委員会賞を受賞 1999年 日本伝統工芸染織展にて文化庁長官賞を受賞 2001年 日本伝統工芸染織展にて北國新聞社賞を受賞 銀座和光にて「うすはたの会」展出品 2005年 イギリスロンドンにて「うすはたの会」出品 日本工芸会正会員 京都工芸美術作家協会会員 |
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お仕立て料金 地入れ3,300円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込) ※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
加工(湯のし、地入れ、紋地入れ) (地入れ)
撥水加工をご要望の場合 (ガード加工 帯)(パールトーン加工 八寸帯)
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※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。 |
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[文責:更屋 景子] |